今まで何度かブログにもご紹介したかもしれません。
我が家の長女。
19歳。
とても繊細で、やさしく、おばあちゃん子です。
父親との関係はあまり良くなく、私も25歳で生んだはじめての子どもでしたので、今思うと、厳しすぎたり、ヒステリックになったこともあり、悪い子育てをしちゃったのかなぁと、いまさらながら反省することもあります。
このたびの離婚協議のこともあり、精神的にもかなりのダメージを与えてしまい、とうとう、児童福祉関係の専門学校を続けることができなくなり、昨年末、退学せざろうえなくなりました。
親としては、情けない限りです・・・。
そんな長女が、まだ専門学校に在籍していたとき、授業で書いた文章が、地元の新聞に掲載されました。
我が家のダウン症で生まれた17歳も下の弟のことにふれ、「出生前診断」について語っています。
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昨年末、「コウノドリ」のドラマで「出生前診断」がテーマにとりあげられました。
正直、私は、「出生前診断」を受けたあとの夫婦の決断が、「中絶」だったとしても、100%と「NO」とは言い切れません。
しかし、若い彼女はきっぱり、「NO」を発信しています。
そこは経験や若さがあるかとは思いますが、でも、「ダウン症の弟」を現実にもった「彼女の正直な想い」であるなら、ひとつの意見として、紹介してもいいのではと考えました。
以下が、長女の文章です。
「ダウン症の弟 わが家の太陽」
「96・5%の割合で中絶を選択」。これは、新出生前診断で異常が分かった時の中絶の割合だ。2歳になる私の弟はダウン症で生まれてきた。人懐っこく、何事にも物おじせず、柔らかくて温かい笑顔でいつも周囲を明るく和ませてくれる、家族の太陽だ。
家族になってまだ2年だが、何度も弟の存在に救われてきた。自分が何かにつまづいたり、つらくなった時、弟が笑いかけてくれるだけで頑張る気力になった。
ダウン症と聞いて、家に迎え入れるまではすごく不安だったし、怖かった。出生前診断は中絶への決断のためではない。家族が事実を受け入れ、生まれてくる子どものために迎え入れる準備をする期間のためであると私は考える。
新出生前診断が報じられる時に、どこか障がい者を否定するような、そんな内容が多いと感じる。決して誤解してほしくないのは、命を選別するための診断ではないということだ。
私は弟に出会えて世界が変わった。生まれてこなくていい命なんてないことも知った。どうか私と同じ気付きがこらから増えてほしいと願う。
以上です。
私はこれを読んだとき、「ストレートでとても強い文章だな」と感じました。
ここまできっっぱり言い切れる彼女の強さをすごいと思いました。
少しだけ、長女の絵も紹介します。
とても、奇妙だけれど、繊細な絵を描くことを趣味にしています。
ちっちゃいころから、絵を描くのが大好きな子どもでした。
今では、何にも見なくても、双子ちゃんたちに、アンパンマンのキャラクターをすぐに書いてくれるので、すごく助かっているのですが
双子ちゃんたちは、このお姉ちゃんのことも、もう一人の高校生のお兄ちゃんのことも大好きです。
私も、主人がいない分、このお姉ちゃん、お兄ちゃんに頼ることも多くなっています。
4人の子どもすべてが私の太陽で、エネルギー源です。
でも、Kくんの最近のいたずらっぷりはものすごく、たまに「小悪魔」に見えることもありますが