出産後、ダウン症と診断された双子の1人Kくん。
このブログは高齢出産をすると決めたときから書き続けていますが、まさかわが子が障がいをもって生まれてくるとは思っていませんでした。
なので、出産後、保育器からすぐ出てこないKくんの染色体の検査をしますとの先生の言葉を受けたときから、診断結果が出るまで、そして診断結果が出てからの私の落ち込みようはすごいものでした。
何をしてても涙が出てきて、自分を責めて、もう1人の双子のお姉ちゃんのNちゃんのお世話すら手につかず。
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何かしら、心の支えになるもの、この落ち込んだ気分を救ってくれるものが欲しくてパソコンを開き、ダウン症の子どもを育てられている方のブログもたくさん読みました。
その中で1人のお父さんが、「すぐに現実を受け入れられないかもしれませんが、だまされたと思って1年間一緒に過ごしてみてください。きっと考えが変わると思いますよ。」みたいな記事がありました。
ダウン症のことも分からない、障がい者の方のこともあまり深く考えたこともなかった私が、いったいこの年からどうやって育てていくんだろう。
この妊娠がなければこんなに生活を変えることも、悩むこともなかったかもしれないのに・・。
この子達は将来幸せになれるのだろうか。
そんな風に、最初の2週間は、毎日そんな後悔と申し訳なさと、不安で暗い顔ばかりしていた私でしたが、そんな後悔や不安は思っていてもどうしようもないことでした。
一日一日時間は過ぎ、双子の2人は泣いておっぱいを欲しがり、ウンチもして、たくさん寝て、体重もじょじょに増え、必死に生きようとしています。
考えても先のことは分からない。
障がいがあろうとなかろうと、人はいつ死ぬのか、いつどんな事故、災害に会うのかも分かりはしない。
2人の生きようとするエネルギーに触れ、あまりにもきれいな目を見ていると私が抱いてる不安のようなものはどうでもいいことのようにも思えてきました。
「とにかくあまり先のことは考え過ぎず、この子達がこの家に生まれてきて良かった」と思えるように育てたいなと思えるようになってきました。
そうして双子の育児と上のお兄ちゃん、お姉ちゃん、そしてパパのお世話に追われつつあっという間に7ヶ月が過ぎ。
リハビリの効果もあってか、Nちゃんよりも早く寝返りができるようになったKくん。
寝返りをした後のこの嬉しそうな、じまんげな笑顔を皆さんに届けたいと思いました。
本来、あまり子ども達の顔は公表したくないと思っていますが、この笑顔だけは別格かと。
もし、今、わが子がダウン症だと、もしくは何か障がいがあると分かって悩んでるお母さん、お父さんがいたらぜひ見ていただきたいなと思いました。
何か理屈ではあらわせない、生きるオーラを放っていると思いませんか?
Kくんはいまのところ、大きな合併症の症状などはないのですが、やはりNちゃんとの体重差はひらく一方で、筋肉もふにゃっとしています。
それでも本能に従って、「くっ、くっ」言いながらも体をひねって寝返ろうと必死にがんばります。
その後のこの笑顔!
ただ、もとに戻れないので、苦しくなって助けてほしくて「ぎゃー」と叫びますが。
そのたびに戻してあげて、また寝返っての繰り返しの今日このごろです。
出産後悩んで、開いたブログのあるお父さんのあのことば。
とりあえず、1年間一緒に過ごしてみる。
子どもってすごいですよね。
固定観念にとらわれている大人の私たちの想像を超えてきます。
障がいの度合いはいろいろあるかもしれません。
それでも、最近はやっぱり何か意味があってこの子達は生まれてきたのかもしれないと思わずにはいられません。
実際、出産前と出産後私はやはり考えかたが少し変わった気がしています。
そして、なるだけどんなときでも、「感謝」して生きたいと思うようになりました。
難しいときもありますが、これからの不安も、お金のことなども含めてたくさんありますが。
ただこの笑顔を見ることができる私はやっぱり幸せ者のような気がします。