2017年5月1日。
保育園から連絡があった。
朝37度の熱だったのが38度くらいまで上がってきたのでお迎えに来て欲しいとのこと。
いったん仕事のお昼休みの間に迎えに行き、おばあちゃんに預け仕事に戻った。
夕方、双子のNちゃんを保育園に迎えに行って、その足でおばあちゃんの家へ。
Kくんの熱は39度くらまであがっていた。
すぐに小児科へ。
1週間前、Nちゃんが同じように高熱を出しかぜをひいたので、それがうつったんだろうと思った。
かかりつけの小児科から、いつももらうかぜ薬と、熱さましの座薬をもらった。
もちろん次の日に熱は下がらず。
とにかく、今回の熱は高い。
6時間おきの座薬が切れるころには、39度から40度の熱に戻る。
5/3の連休初日の夜。
それまでは、なんとか食べたり、飲んだりできていたのに、夕飯も吐き出し、ミルクすら飲まなくなった。
夜の10時。
眠ることさえできず、熱はまた40度。
もう小児科からもらっていた座薬も全て使い切っていた。
呼吸が、「はぁはぁ」とどんどん荒くなり、顔色が青ざめて見える。
なんだか、これはまずいんじゃないかという気になった。
Nちゃんはすでに寝付こうとしていた。
おばあちゃんに電話。
いつも行く車で10分ほどの医療センターに電話してみた。
と言われた。
しょうがないとは思ったけれど、これほどきつそうなのに、病院で3時間・・。
今から行っても診察してもらえるのは、深夜2時くらいになるのか
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悩んだ私は、まだ夜中12時までは小児科の先生がいる大きな救急病院へも電話してみた。
そちらも多いことは多いけれど、2時間までは待たなくてもいいような感じで言われた。
車で30分くらいかかるけれど、今回はこちらの病院に行こうと決断。
用意をして、Kくんを車に乗せた。
車ではそれほど泣かなかった。
病院に着くとやはり多く、最初の問診を受けるまでに30分くらいは待った。
でも問診の結果、診察の順番を緊急性が高いほうにして下さったので、先生にはすぐ診てもらうことができた。
先生には、今回の症状はもちろんのこと、子どもがダウン症であること、昨年の6月、かぜをこじらせ肺炎になって入院していたことなど全てお話した。
先生は、Kくんを診察して、「胸のレントゲン、血液検査、点滴、吸入全てをやりましょう」と言われた。
水分もとれなくなっていたKくん。
泣く声も少しかぼそく、ぐったりしているように見え、とにかく早く楽にしてあげたかった。
いろんな処置、検査結果がでるまでに約1時間かかり。
その頃時計は深夜の1時をまわっていた。
レントゲンの結果はやはり、肺に白い影が出ていた。
昨年ほどひどくはなかったが、左胸のほうがひどく、胸の音も左側が悪かったようだ。
体の炎症の数値も高い。
体内の酸素濃度も落ちている。
先生はこのまま入院することを薦められた。
私は、入院とまでは考えていなくて、用意もしてきていなかったけれど、Kくんのことを思えばやはりこのまま入院するのがいいだろうと思った。
入院の準備ができてから、部屋に移動。
相部屋と聞いていたので、まだ高熱で泣き続けているKくんが入っていったら迷惑だろうと思ったが、まだその部屋には誰も入っていなかったのでほっとした。
座薬を入れてもらい、酸素マスクをつけられたが、この酸素マスクをどうしても嫌がる。
しょうがなく首からぶら下げるしかなかった。
その時の酸素濃度は「88とか90」
健康な人ならば、「100」に近いらしいので、やはり「95」は超えなくてはならない。
いろんな処置をし、熱も座薬のおかげで少し下がり、早朝5時近くになって、やっと寝てくれた。
私もKくんのベッドの端っこで丸くなって少しだけ眠った。