2017年8月22日午後4時30分過ぎに、帝王切開で第2子を出産した、加藤貴子さん。
年齢は46歳10ヶ月での出産。
42歳で双子、さらに1人はダウン症という出産を経験した私にとっては少しひとごとでないニュースでした。
「加藤貴子」と聞いて、今の若い人はピンときますか?
私は今は19歳と17歳になった上の子ども達を出産したのが、1998年と2000年。
私が25歳と27歳の時で、その出産、育児の真っ最中でまだ保育園にも預けていない頃、当時「昼ドラ」としてTBSで放送されていたのが、「温泉へ行こう」でした。
加藤貴子さんは、この1999年から2005年の間に5シリーズにわたって放送された「温泉へ行こう」の主人公女将、薫役でした。
今は、「昼ドラ」自体がなくなってしまいましたが・・・。
当時、育児の息抜きのために見てた「昼ドラ」の中でも特におもしろく印象に残っていましたので、私の中では、加藤貴子イコール温泉へ行こうのイメージで、それからもう、18年近く経っているんだと、改めて振り返ってしまいました。
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加藤さんは43歳の2013年に一般男性と結婚。
44歳の2014年に第一子を出産されています。
11月7日、11:37分、2711g、「1」と「7」だらけだと、ブログでの報告あり。
そして今年、46歳にして3124gの男の子を出産。
しかし今までに男性側にも原因があるという不妊治療の告白をされており、実際「3度の流産」「7度の対外受精」などとてもつらい経験をされているようです。
ご自身のブログでも、「子供が親とお別れするのも早い」だろうから兄弟を作ってあげたかったと、高齢出産ゆえのリスクはもちろん覚悟した上での「トライ」に、共感する部分がありました。
私の下の双子ちゃんたちは、2人とも無事、2歳を過ぎました。
日々を過ごしていく中で、「この子たちとあとどれくらい一緒にいられるんだろう・・」とふっと心をよぎる瞬間があります。
だからこそ、ほんとに1日1日がとても大事に思えます。
こういう思いは上の18年前の上の2人の子育ての時には、もちろん感じなかったことです。
加藤さんが、第1子を妊娠された時は実は「双子」だったとのことです。
しかし、1人は成長が送れ、出産できたのは1人だけだったそうです。
この妊娠3ヶ月のとき、胎児の首の後ろに腫瘍が見つかり、5人に1人の確立でダウン症などの障がいをもって生まれてくる可能性があったため、検査をされたところ「陰性」だったため出産を決断されたとのこと。
「双子」「ダウン症」。
そういう言葉が、再度私の心に留まりました。
私の場合は、42歳で出産するまで、お腹の中の子どもに異常があると言われたことはありませんでした。
もちろん、妊娠が分かった時点で、「障がい児」が生まれるのではないか?と父に心配されましたが、もともと「生まない」という選択肢が自分の中になく、お金はないので、「出生前診断」はせず。
ただ、今回の加藤さんの出産のニュースで、「もし加藤さんが出生前の検査で、陽性の結果が出てたらどうしていたんだろう?」
私が出生前検診をするお金があり、その時点で「ダウン症」であると分かっていたならば自分はどうしただろう、と少し考えてしまいました。
今、目の前にいるKくん。
今日もリハビリで「歩こう」とがんばっていたKくん。
それを見ていて、「歩けるようになる」ということが何よりも嬉しく心待ちにできる自分を改めて幸せだと思えた今日。
24時間テレビが始まったけれど、この時期になると、ちょっとみんな「障がい」について考えたりすると思うのですが、生まれる前だろうと、生まれた後だろうと自分が「障がい者」になる可能性はみんなにあって、その家族や友達になる可能性も誰にでもあります。
「障がい」も知的なもの、身体的なもの、精神的なもの、いろいろあるんだと思います。
ただ「知らない」から「怖い」と思っている人も少なくないのではないでしょうか。
Kくんが生まれて2年。
私は、Kくんの将来を心配する気持ちは否めませんが、「Kくんを生まなければよかった」と思ったことがありません。
Nちゃんとはまた違った形で、毎日私や周りの人たちに「笑顔」や「幸せな気持ち」「癒し」を与えてくれるとても貴重な存在です。
この年齢で、この2人にめぐり合えた奇跡をほんとに「感謝」しています。
もちろん、「高齢出産」したからには、「高齢育児」が待っているわけですから、体力勝負ではあります。
でも、「マイナス」に思えることでも、「マイナスばかりでない」のが人生です。
それは自分次第だと思っています!
がんばっていきましょう!!
ここ1週間ほどで、Kくんの自己主張が強くなり、思い道理にならないとすねたり、泣き出したり。。
Nちゃんはお姉さんづらをして、わざとKくんに「ダメ!」を連発するので、さらにすねてこんな顔に。
Nちゃんは、おばあちゃんが投げてくれた少し空気の抜けたビーチボールを、初めて自分で「キャッチ」できて大喜び!
私もびっくりしました!