ダウン症で生まれたKくん。
5ヶ月を過ぎたけれど、首のすわりがいまいち。
でも、うつぶせに寝せると、なんとか首を持ち上げようとするし、その上げ方もすこしづつではあるけれど、高くあげれるようになってきた。
お腹がすいたときには、きっちり意思表示ができるように。大声で泣いてくれるとなぜか嬉しくなる。
普通は赤ちゃんが泣いて嬉しいということはあまりないかもしれない。
ダウン症で生まれたKくんは出生後すぐは、ほんとに飲み方も弱く、泣き方も弱くおとなしく、このまま飲みが足らずに衰弱しないよね、と心配したりした。
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だんだん泣けるようになってきたかと思ったら、3ヶ月すぎて指しゃぶりを覚えると、空腹を今度は指しゃぶりでみたし、時間になってもまた泣かなくなった。
わざと指しゃぶりをやめさせ泣くようにうながしたり・・・。
5ヶ月過ぎると、体格も良くなってきて、お腹がすいてぶち切れると、姉のNちゃんもびっくりするくらいの大声で泣く。
すぐ、ミルクをあげないといけないけど、泣いてくれるのが嬉しくて、つい眺めてしまったりして・・。
それにしても、この指しゃぶり。とにかくKくんは上手。双子の姉のNちゃんは、べちゃべちゃ、いろんな指を加えるけど、なかなかうまくいかないようでかえってイライラしている。
それに比べたらなんと上手に指をしゃぶることか!
生後1才までの指しゃぶりは、あまり心配することはないそうです。口筋肉の発達の助けにもなりそうだし、いいおもちゃ、精神安定剤になっているようなので、このまま見守りたいと思う。
最近は両手を合わせての手遊びも上手になった。
手先の器用さは健常児のNちゃんを上回る。
あと、得意なことは「おしゃべり」。 「あ~・う~・え~・ぐ~・・」小さく言ったり、大きく言ったり、目を細めたり、怒ったように身振りをつけたり。
あいづちを打ってあげると、嬉しそうにどんどんお話してくれる。
大人もそうだけど、「話を聞いてもらえる」のは赤ちゃんにとっても嬉しい事なんでしょうね。
この時期の赤ちゃんことばは意味がないものと説明してありましたが、まるで会話のように話を延々と続けるKくんを見てると、まるでお腹にいたころから、今までの出来事を何か説明しているようにも見えて、ほほえましくなります。
ダウン症の子どもを授かったおかげで、普通はあたりまえにしか思ってなかった些細なこと、たとえば、「泣く」こと、「笑う」こと、「自分でウンチが出せること」などなどいろんなことが、とても幸せに感じれるようになった。
些細なことを幸せに思えるというのは、ほんとに幸せなことですね。