今年も残すところあと1ヶ月。
早いものですねぇ~。
思えばこの双子ちゃんたちの妊娠発覚が去年の12月。
あれから1年。
いろんなことがありました。。。。
今回は、少しだけ私の過去を振り返ります。
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私の父は変わりものでした。よく学校の先生ともけんかする熱い男。
私は5人兄弟の長女でしたが、特に長女の私と長男には厳しく、よく手もあげられました。
父の教育熱心な気持ちは子どもながらに理解していたので、その期待に応えようと必死に勉強しましたが、それは父によく見られるための勉強、他の人に負けたくないというための勉強だったので、高校に行った時には、いったい自分が何をしたいのか分からなくなり、しばらく不登校になることもありました。
5人兄弟というのは、私と末っ子が女、間3人が男。
第2次ベビーブームだったらしく、3人以上の兄弟は当時、珍しくありませんでした。
今と違って、空き地もあったし、兄弟や近所の子たちとも、釣り、缶けり、基地作り、ゴレンジャーごっこ、ゴムとび、などなど。時代を感じる外遊びをたくさんしましたねぇ。
楽しかったなぁ。だから、外で遊ぶ事をあまり知らない今の子どもたちが少しかわいそうに感じます。
父は自営業で母は外にパートに出てましたが、私たち兄弟が小学生の頃から、父は酔っ払って機嫌が悪くなると、自分の仕事場に母を呼びだし暴力を振るうようになりました。
そのときの恐ろしい気持ちは、今でも消えることはありません。
弟たちと一緒に母を助けたい、守りたいと思いながらも、何もできず震えていた日々。
父の暴力、暴言は私たちがある程度大きくなるまで頻度の差はあれ続いたように思います。
何度も母も離婚を考え、一時は5人のうち誰が父のほうで、誰が母のほうについていくかの話し合いをされ、とても悩んだことを覚えています。
結局母は、子どもたちのために離婚はせず耐えぬいてきましたが、とうとう近々離婚を見据えた別居をするかもしれないと聞きました。もう子どもたちも大きいですからね。
私が父の、今でいう「DV」のトラウマから抜け出したかなと感じたのは、就職で県外に1人暮らしをはじめてからでしょうか。
いろんな本を読んだり、いろんな人に出会って、父から支配されている自分に気づき、少しづつその支配から抜け出ることができたような。
もちろん父も365日、暴力、暴言ばかりふるっていた訳ではないし、助けてもらったこと、楽しかった思い出もたくさんあります。
ただ確信的に思うのは、「どんな理由があっても男の人が女の人に手を上げることは許されない」ということ。
明らかに力の弱い女性に対して振るわれる暴力はなんの正当性もありません。
そうさせる女性に原因があるとしても、それでも暴力はダメです。そこから何も生まれません。
そしてそれは家族を不幸にし、家族を破壊していき、自分自身も破壊していきます。
なぜ今、こういうことをわざわざ書くのかというと、私の周りにも、奥さんに暴力を振っている男性を何人か知っているからです。
だからこのDVの問題はとても身近に起こっています。それでも家庭内のことなので、みんな周りには知られないように隠していたりする。
でもそうやって家庭内で隠していると、それがエスカレートしていったときはとても恐ろしいことになると思っています。
自分も子育てをする親になりました。
父たちほどではなくても、私たちの夫婦も反省すべき点も数多くあり、これからの双子ちゃんの子育てには昔の反省を活かしていかなくてはいけないと思うところもあります。
最近は女性が男性に暴力を振るうらしいという話も聞いたりしますが。
親も完全な人間ではないし、子どもに育てられている部分が大きいですよね。
誰かが、「結婚は修行だ」と言ってる方がいました。
自分が子どもの頃感じていた恐怖を子どもたちに味あわせてはいけませんね。
なんだか、少しだけつらいこともあった過去を久しぶりに振り返ってしまいました。