42歳で双子を出産。
しかも、1人はダウン症。
私は現在44歳、双子は2歳。
すでに上の子どもは姉が現在19歳。
兄が17歳。
ブログではまだ伝えていませんでしたが、現在「離婚協議中」で「別居中」のため、子育てはほぼ1人でやらなくてはいけない日常。
子育てと、パートと、「離婚」に向けての話し合いと。
時には、頭がおかしくなりそうになったり、追い詰められたり、どうしようもなく助けてほしくなったり・・。
人は「大変ね~」と言うけれど、「大変」という言葉じゃすまされないくらい、あなたの想像を絶する「現実のきつさ」だよ、と言い返したくなるときがあります。
でも、それでも、私は毎日「感謝」しています。
自分が病院に入院している訳でもなく、元気で働けて、毎日子ども4人の子育てができることに。
どんなに大変できつくても、「子どものお世話をし、成長を日々感じ、これからの未来を描くことができる」ということは、何より幸運なことではないかと。
年齢による体力の衰えや、記憶力の衰えを自覚することも最近多いです。
だから子育てにも自信をなくすことがあります。
家にお父さんがいないことで、これからこの双子ちゃん達がどうなっていくのか。
「授業参観」とか「運動会」とか、「公園で遊ぶ」時とか、お母さんは高齢でしかもシングルで、お父さんがいないということでやっぱり寂しい思いをさせてしまうのだろうか・・。
また、前回起こった、「地震」や「台風」などが襲ってきた時、「お父さん」に頼ってきた私たちはいったいどうすればいいのかという不安。
一番大きい、「金銭的不安」。
そんな数々の「不安」に押しつぶされないようにふんばる日々。
車の運転中、涙があふれることはしょっちゅう。
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そんな「葛藤」の中で今も続く「高齢育児」で最近感じた「3つのいいこと」。
1 双子ちゃん達を抱きしめてあげることができること
上の子どもを出産したのは25歳と27歳の時。
子育て自体分からないことが多く、余裕もなく。
今思うと、一生懸命だったけれど、小学校に上がるくらいまでの子育ては「ほめる」より「怒る」ことのほうが多かった。
上の子どもに今聞いても、そう言ってきます。
自分自身が結構厳しく育てられたので、そうなってしまったのかもしれません。
そして、甘え下手で不器用な自分の性格もあってか、子どもを「ギュー」と「抱きしめる」ことができませんでした。
「抱きしめたい」気持ちはあっても、上手に素直に子どもに表現することができませんでした。
でも今は、違います。
毎日のように「ギュー」とハグし、「大好き~」と言葉で伝え、時には「チュー」までして(笑)。
双子ちゃん達が照れくさそうに笑ってくれるのが、私も嬉しくてたまらない。
なぜ、昔はできなくて「今」できるのか?は自分でも分からないけれど、「愛おしくてたまらない」気持ちを伝えることができるようになったのは、いろんな経験をしてきたこの年齢のせいもあるかもしれません。
先日、ぐっすり眠る二人の寝姿があまりにも愛おしく、つい「パシャ!」
そして「怒って」子育てをしていた昔の自分より「すごいね~」ってほめて子育てをしている今の自分のほうが好きです。
もちろん、たまには怒りますけど。
2 上の兄、姉への影響
高齢出産された方の中には、私のように、すでに上に年の離れた兄弟姉妹がいるという方も少なくはないかもしれません。
私が出産した年。
上の二人は中学生と高校生。
思春期真っ盛り。
そんな中、私の100センチを超えた大きなお腹を目の当たりにし、帝王切開で子どもを出産。
妊娠したら、こうなりますよ~という、性教育を生で見せているようなもの。
妊娠が分かってからは、私が今までのように動けなくなったことで、上の子、二人はいっぱい「我慢」もしてきたのではないでしょうか。
お兄ちゃんのほうは、バスケットをしているので、「送迎」や「応援」に行けなくなり、私自身もかなりつらかった。
お姉ちゃんは口ベタだけど、優しく繊細な子なので、私に気を使い、自分の悩みを打ち明けることができず苦しんでいたようだったが、私も心を開いてあげることができずにいました。
出産後、1人がダウン症だったことは、お姉ちゃんの人生観を大きく変えたようです。
ちょうど進路を決める時だったが、それまでは「絵を描く」ことが好きだったので、「デザイン関係」の仕事か専門学校かかと悩んでいました。
Kくんが生まれたことで、彼女は「障がい児」と触れ合うボランティアに突然参加したりし、将来の仕事も「特別支援学校」などに関わる仕事をしたいと言い出し。
結局、今「児童福祉教育」について学ぶ専門学校に行っています。
先日、彼女が、「お母さん、ダウン症の本、買ったけど読む?」と言って貸してくれた「ダウン症って不幸ですか?」という本。
【新型出生前診断】→「中絶」の問題に触れながら、実際ダウン症の子どもを持つ【5つの家族】のストーリーを紹介する本で、私も時間の合間に読みながら、【号泣】してしまいました。
この双子ちゃん達が娘の進路とこれからの人生を大きく変えたのは間違いありません、
またお兄ちゃんも、勉強は得意でないけど、「バスケット」をがんばってくれて「特待生」で高校へ進学。
家計を助けてくれました。
お兄ちゃんがすごいのは、「変わらない」こと。
妊娠中のときも、出産後も、現在のようにお父さんがいないような状況でも、「いつも通り学校に行って、バスケットをしての生活」をして笑ってくれています。
思春期の男の子だったら、いろんな事を言い訳に反発したり反抗したり、家を出て行ったり・・学校へ行かなくなったり・・。
そんな心配もしましたが、彼はいつも通りの、自分の出来ることをやってくれます。
それが、何より私を安心させてくれました。
そして彼も私を手伝うことで、今までは「弟」だったけれど、「兄」としての自覚が芽生え、また男性でも家事や育児に参加しなくてはならないのだということを少し肌で感じているようです。
将来、結婚後に役にたってくれればと願ったりしています。
3 これからの私の生きがい
上の二人の子どもはもうすぐ、自立し手を離れ社会人になります。
そうすると、私の周りにも結構子どもが巣立ってしまったあと「抜け殻」のように生きがいを無くしてしまう人もいます。
私は今からまた、この双子ちゃん達の子育てに全力を尽くさなければなりません。
残りの余生の全てをかけて。
それは、何よりの生きがいです。
つらい現実を乗り越える私の生きる「源」です。
いったいこの双子ちゃん達とどれくらい一緒に過ごせるでしょうか。
それは誰に全く分かりません。
でも、めいいっぱい愛し、そしてできればこの二人が「自立」できるところまでは見届けたい。
自分が死んだ後の心配はもちろんあるけれど、この兄弟姉妹4人なら、なんとか力を合わせてお互いを助け合いながらがんばって
くれるのではないかと思っています。
なので、やはりこの生まれてきてくれた「命」に感謝です!
ところで、ところで Kくん、押し車がとっても上手になりました!!!
1人で歩くところ、早く見たいな~